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日本オーチス・エレベータ株式会社

2017 830

 

 

オーチス、ジャマラート橋の再建築で

聖地メッカ大巡礼(ハッジ)の巡礼者300万人の安全な移動を可能に

 

*当プレスリリースは、オーチス・エレベータ米国本社が2017830日(現地時間)に発表した英語のプレスリリースを日本語に翻訳・要約したものです。正式な内容につきましては英語のプレスリリースが優先されます。

原文は下記URLをご参照ください。

英語サイト :  http://www.otisworldwide.com/b2a-newsrec.html?item=20170830

 

 

830日から95日まで、メッカの大巡礼(ハッジ)では、推定300万人のイスラム教徒が移動するジャマラート橋の風景

 

サウジアラビア・メッカ - 830日から95日にかけて、推定300万人のイスラム教徒が、地球上で最大の人々が集まる大巡礼(ハッジ)を行い、メッカで神聖な祈りを捧げます。

 

ジャマラート橋では1時間に30万人の巡礼者が橋を渡ると予想されているため、技術者たちは、橋の文化的、宗教的な重要性を尊重しつつ、構造的および技術的な再建築を行い、巡礼者の安全な移動を維持する必要があります。

 

巡礼で大切な儀式となる、"悪魔への投石"を成し遂げるため、巡礼者はジャマラート橋を何度も通過します。群衆が橋を渡って安全に移動できるように、宗教施設を管理しているマッカ開発局(MDA)は、橋の構造で群衆の安全を守るため、問題の解決を「人の移動」の製品開発において世界のリーディングカンパニーであるオーチスに委ねました。

 

1963年に建設された元の橋は2階層しかなかったため、ハッジの巡礼者の数が増加したことを受け、サウジアラビア王国政府は2006年に元の構造を壊し、ゼロから再建設を始めることにしました。

 

当初の橋が建設されたとき、約30万人のイスラム教徒が巡礼に訪れていましたが、2005年までにその数は7倍の200万以上に増加しました。イスラム教は今後も世界で最も急速にその人口が増えると予測されている宗教であり、ジャマラート橋を訪れる巡礼者の数は今後、急激に増加すると予想されています。

 

現地への巡礼者の急速な増加は、大規模な拡大を必要としました。 しかし技術者たちは、技術的な解決策を設計し、構造的な改修を実施すると同時に、その施設の歴史的、宗教的意義に十分に配慮する必要がありました。

 

橋の再建設にあたり、群管理の専門家が分析したところ、ピーク時に群集密度は1平方メートルあたり11人から15人に達する可能性があることがわかりました。一方、現地の担当者によると、今回取り組んだ再建築案では、1平方メートルあたり1人を前提としました。 新しい橋には、砂漠の気温を摂氏29度(華氏84度)に下げることができる5つの構造、儀式の壁の拡張、数百台のエスカレーター、数台のエレベーター、2つのヘリポート、空調システムが含まれています。

 

 

オーチス・ミドルイーストのヴァイスプレジデント兼マネージング・ディレクターであるMaged Nagib氏は、「世界中のイスラム教徒にとって、この儀式はなくてはならないもので、外的な要因で大巡礼の真の目的が果たせないということは考えられません。ジャマラート橋を再建設することは、安全な巡礼を維持するという点で、重要な前進となりました。」と述べています。

 

この橋の再建築プロジェクトでは308台のエスカレーターを含む、合計338台からなる移動手段が設置されました。メインの橋にある11の塔には合計28台のエスカレーターが設置され、橋には2か所から外部アクセスが可能な20台のエスカレーターが設置されました。その結果、SidkiSabakはつながることとなりました。また、橋には、乗用エレベーター6台、救急対応エレベーター2台、ヘリパッドエレベーター2台が設置されています。各エスカレーターは、群衆の流れと地上の治安部隊からの指導に応じて、橋で巡礼者を上下に運ぶために使用することが可能です。

 

毎年大巡礼が行われる間、エスカレーターは24時間運転され、約400万人の乗客を輸送し、2017年は、総利用者数は1250万から1500万人を推定しています。巡礼者は、数百にのぼるオーチスのエスカレーターのうちの少なくとも1つを利用し、ジャマラート橋を渡り、「悪魔への投石」の儀式の場所への移動が可能となり、そして安全に橋を渡ることができます。大巡礼に訪れた巡礼者が橋の上を安全かつスムーズに移動できるように、高度な技術を有した約200名の熟練のオーチスのサービスエンジニアが、エスカレーターとエレベーターを24時間監視し、サービスを提供しています。大巡礼の期間中、このチームは平均わずか5分以内にコールバックに対応しています。マッカ開発局(MDA)は2012年から毎年、この大巡礼におけるオーチスの貢献に敬意を表しています。

 

「私たちはジャマラート橋で巡礼者の安全を確保することができたことを非常に誇りに思います」とオーチス・サウジアラビアのマネージング・ディレクターであるFernando Condinho氏は述べています。 「私たちは、このプロジェクトを自分たちの責任として真剣に受け止め、その結果、我々の製品によって99%の効率化を達成することができました。」

 

ジャマラート橋は将来も念頭に設計されています。巡礼者の数が増えて橋を渡れなくなっても、その収容人数を増やすために構造を拡張することができます。その際、オーチスのチームは群管理における新たな課題を解決する体制を整えています。

 

 

オーチスについて

オーチスは、エレベーター、エスカレーターおよび動く歩道を含む「人の移動」に関する商品の製造および保守修理の世界のリーディングカンパニーです。160年以上前に創業し、それ以来オーチスブランドのエレベーターを全世界のランドマークを中心に、200以上の国と地域に展開しています。オーチスは宇宙航空産業、並びにビル関連産業におけるリーディングプロバイダーのユナイテッド・テクノロジーズ・カンパニー(UTC)のビジネスユニットです。革新技術への情熱と正確さへのこだわりによって世界が求めるスマートで持続可能なソリューションを創造しています。

詳しくは、www.otis.com/site/jpもしくはwww.otisworldwide.com(英文サイト)をご参照ください。