ESG at Otis | Made to Move Communities

Made to Move Communities™
コミュニティの課題を解決するため、
インクルーシブ・モビリティの
ソリューションを追求する若い
イノベーターを刺激し、支援します。
人の移動を支える企業として、モビリティ (移動) は、「より高く、より速く、よりスマートな世界で、人々がつながり、豊かになる自由を提供します」という当社のビジョンの中核となります。
これまでにない、このようなプログラムを通じて、世界中の人々のために新しいモビリティ・ソリューションを創造する若い知性を引き込みます。さらには専門家の指導の下、学生たちに安全で実践的な体験をしてもらうことで、STEM(科学、技術、工学、数学)に対して生涯を通じ、早い段階で興味を持たせることを目指しています。
2030年までにSTEM分野で5,000万人もの人材不足が起こると予想されていますが、学生はSTEMのしっかりとした基礎を身につけることで、急速に進化するグローバルな労働環境に向けて備えることができます。
420+
人以上の社員ボランティアが活躍
300+
人以上の学生が参加
30+
件の財政補助金を取得
3年目:
気候変動の影響を軽減する
モビリティソリューション
今日、気候変動は、世界中の人々やコミュニティの安全、繁栄、健康に大きな脅威をもたらしています。 3年目の Made to Move Communities™ では、次世代のイノベーターがそのソリューションを考案できるよう支援していきます。 オーチス の社員は、世界で250人以上の学生をサポートし、未来のために、モビリティ(移動)に影響を与える気候変動問題に対するソリューションを開発します。詳細については、ビデオをご覧ください。

メンターの紹介
オーチス社員のメンターが、インクルーシブなモビリティを推進し、未来のSTEM人材を応援する姿を紹介します。

過去の Made to Move Communities™ の
取り組み
高齢者向けの
モビリティ・ソリューション
20501年には高齢者の人口が15億人に倍増すると予測されています。2年目となる「Made to Move Communities」プログラムでは、増加する高齢者のニーズに合わせ未来の都市を改善するため、若者の発想を生かした独創的なアイディアを募集しました。14の国と地域で、学生とオーチスの社員から成るチームが、ネットと連動した車椅子、スマートエスカレーター、給水所を利用しやすくするデバイスなど、STEMを活用したモビリティ・ソリューションを考案しました。詳しくは動画をご覧ください。
1年目:コロナ禍における課題への
モビリティ・ソリューション
初年度の「Made to Move Communities」には、ブラジル、中国、ドイツ、香港、日本、ロシア、スペイン、アメリカ、シンガポールの学校が参加しました。
オーチスの社員の指導のもと、約100名の学生が8週間かけてSTEMベースのソリューションを開発し、それぞれのコミュニティ (特にコロナ禍の影響を最も受けているコミュニティ) におけるモビリティの課題に取り組みました。
ここをクリックして、1年目の「Made to Move Communities」の詳細と学生達が考案したソリューションをご覧ください。
その理由は何ですか
Made to Move Communities™

STEMを活用した魅力的な
モビリティ・ソリューション
当社のCSR(企業の社会的責任)戦略の要となる「Made to Move Communities」プログラムは、オーチスだけではなく、私たちが生活や仕事をするコミュニティにとっても極めて重要な2つの課題に注目しています。それはSTEM 教育とインクルーシブ・モビリティです。
毎年開催されるこのプロジェクトを通じて、世界各地の学生が、身体的、地理的、経済的な理由により生じる移動の課題の解決に向けたソリューションを提案します。
人の暮らしにおける
「インクルーシブ・モビリティ(Inclusive Mobility)」
オーチスは、人が健康的で生産的な生活をおくるため、モビリティがどれだけ重要か認識しています。人々がつながり、都市化した今日の世界において、これまで大きな役割を果たしてきた企業はほとんどありません。当社がもたらすイノベーションにより、生活スタイルや働き方は変化し続けます。
しかし、学校、職場、店、病院など必要とする場所へ行く際に、手頃な価格で、信頼できる便利な移動手段を使うことができない人が多くいます。
人工知能やロボット工学をはじめ、その他の高性能な接続機器やネットワークなどの新技術には、こうした課題に向け、あらゆる場所であらゆる人のために「インクルーシブ・モビリティ」の可能性を実現させる潜在力があると当社は考えます。
「Made to Move Communities」プログラムに参加することで、学生は、こうした刺激的な未来を垣間見ることができると共に、今日の私たちや次世代の人たちが住む世界を形作る役割を担うことができます。
21世紀の労働力となる
人材を育成
スキルギャップにより、2030年までに5,000万人のSTEMの人材が不足
「インダストリー4.0」の時代、科学技術は、製造業をはじめ多くの産業に浸透しています。将来、学生は急速に進化する職場で働くことに備えるため、STEMのカリキュラムや授業を通して、基礎知識をしっかり身に付ける必要があります。
しかしスキル不足により、20302年までに世界で5,000万人もの人材が不足する可能性があると言われています 。「Made to Move Communities」では、実在する課題に即した安全なカリキュラムを実施し、学校の既存のプログラムを補完することで、学生のスキル不足の解消に貢献します。また、STEM技術に対する情熱を持ち、その専門家であるオーチス社員の指導の下でカリキュラムが行われ、次世代のイノベーターの育成をサポートします。
2 https://news.microsoft.com/en-xm/2019/04/12/making-an-impact-for-stem-education-in-europe/
Communitas(コム二タス)賞を受賞
「Made to Move Communities」は2021年、世界の舞台で2つの栄誉ある賞を受賞しました。
マーケティング・広報プロフェッショナル協会からは、人とコミュニティに望ましい変化をもたらす取り組みを行った企業を称える 「Communitas Award for Excellence in Corporate Social Responsibility」を授与されました。
またレイガン・コミュニケーションズ社が主催する 「PR Daily Awards」では、「Made to Move Communities」が、CSRカテゴリーのファイナリストとして選出されました。

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日本
ICT (International College of Technology) Kanazawa
日本の学生チームは、新型コロナウィルス感染症の影響を受けた白峰の観光復興のために、観光客数をモニターするウェブサイトとアプリを作成しました。このアプリではリアルタイムのデータを提供するため、観光客は地域の人気観光スポットを訪問する際の人数制限に準じて、安全かつ快適に、混雑を避けることができます。
学生の数
11
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スペイン
Colegio Virgen de Europa
スペインの学生チームは、新型コロナウィルス感染症の拡散を減少させるソリューションをみつけました。タッチレス ソリューションや、店舗やレストラン、公共交通機関へのアクセスの代替手段を開発しました。
学生の数
8
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中国
Shanghai Jiaotong University (2), Zhejiang University (2), Beijing Institute of Technology, Nankai University, Chongqing University
中国の学生チームは中国の人口を綿密に調査し、高齢化に向けて、エレベーターをより安全に、よりスマートに、より使いやすくするモビリティ ソリューションを開発しました。これには、エレベーターの室内に収納式の折りたたみ座席を設置する、病院と連動した呼び出しボタンを設置する、スマートでインタラクティブなスピーカーを設置して不安を解消するなどのアイデアが含まれています。
学生の数
22
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アメリカ合衆国、コネチカット州
Bloomfield High School
コネチカットの学生たちは、非接触型の食料品の引き取り方法を改善する、革新的なソリューションを提案しました。新型コロナウィルス感染症の影響で、店舗内での買い物に抵抗がある消費者に向けた選択肢として、UVライト、コンベヤーベルト、ドローンを使用しました。
学生の数
5
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香港
ELCHK Yuen Long Lutheran Secondary School
香港の学生たちは、地元の生鮮市場への入退場の改善に着目しました。学生たちが発案したソリューションには、ユーザーフレンドリーな Foodson という名前のアプリの設計から、新鮮な食料品を買い物して配達するロボットまで、オンラインでの買い物やテクノロジーに触れる経験が少ない人々の要望に応えられるようにカスタマイズされていました。
学生の数
6
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アメリカ合衆国、カリフォルニア州
Jordan High School, Long Beach, California
カリフォルニアの学生チームは、路線バスに特化した、公共交通機関向けの組み込みアプリを作成しました。このアプリは、乗客数を追跡し、バスに乗るにあたって、最適で安全な時間を割り出すことができます。加えて、パンデミック下でも通勤者がより安全に過ごせるよう、バス車内の空気ろ過・浄化システムの改善に向けた研究も行われました。
学生の数
8
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ブラジル
SENAC
ブラジルの学生チームは、公共スペースを利用する人向けのチェックインプロセスを監視・改善するQRコード ソリューションを作成しました。利用者は簡単な個人の健康情報をオンラインサイトに入力し、各場所の混雑レベルのデータにアクセスして評価します。
学生の数
8
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ロシア
Open St Petersburg
ロシアの学生チームは、サンクトペテルブルクの住民が人混みを避け、安全に移動し、社会と交流し、新型コロナウイルス感染症の全体的なリスクを軽減するためのモバイルアプリを開発しました。
学生の数
7
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シンガポール
Institute of Technical Education
シンガポールの学生チームは、リアルタイムで温度をチェックする軽量の皮膚温度測定装置を搭載したマスクを開発しました。この装置では1時間毎に温度を計測します。この新たに設計されたマスクは、公共交通機関に乗る前の体温チェックに要する時間を短縮し、毎日の通勤を快適にするとともに、体調の優れない人との接触に対する不安を解消します。
学生の数
8
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ドイツ
Romain Rolland Gymnasium
ドイツの学生チームは、毎日の通勤時間を改善する3つのソリューションを開発しました。このうち2つのソリューションはエレベーター内での感染リスクの低減に特化しています。利用者が搭乗する前にエレベーター内の表面を自動的に消毒する製品の製造と、エレベーター内の適切な乗客の間隔を視覚化する技術を用いたソリューションです。3つ目のソリューションは、自転車に優しい街づくりを促進するもので、自転車をエスカレーターや電車に乗せることができるようになります。
学生の数
11